インフルエンザ治療に用いる医薬品解説

インフルエンザ通常の風邪と異なり、肺炎などの合併症を起こしやすく、重症化するとインフルエンザ脳症など重篤な合併症をになりかねません。そこで検査により診断が確定すると、多くの場合治療薬を処方されます。子供の場合は、異常行動などが起こる場合があるため、保護者と相談の上、処方するかどうかが決められています。

インフルエンザの治療薬としては、タミフルが有名です。A型、B型両方のウイルスの増殖を抑えることができます。通常カプセルで投与されます。症状が出てから48時間以内に服用しないと効果が認められません。タミフルは、9歳以上では服用されますが、使用した場合異常行動が見られることがある事を家族に説明することが義務付けられています。

リレンザもA型、B型両方のウイルスの増殖を抑えることができます。リレンザは吸入薬で、1日2回を5日間続けます。5歳以上の子供でも用いられます。副作用として、吐き気や動悸などが報告されています。
イナビルは、リレンザと同様に吸入薬で、A型、B型両方のウイルスの増殖を抑えることができます。異なる点は、1回の吸入で治療が終了することです。10歳未満では2吸入が1回分(1容器)、10歳以上では4吸入が1回分(2容器)となっており、しっかり吸入するために、通常は病院で医師や看護師の指示の元吸入します。イナビルの副作用としては、悪心、蕁麻疹などが報告されています。
ラピアクタは、静脈から全身に点滴注射します。カプセル剤などが困難な場合や、小児で肺炎やインフルエンザ脳症の進行などが懸念される場合に用いられます。タミフルと同様に48時間以内に治療を開始しないと有効ではありません。
他にもA型ウイルスにのみ効果のあるシンメトレルという薬もありますが、あまり用いられていません。